「次亜塩素酸水」活用のご提案
日本で発見された新しい除菌剤 『次亜塩素酸水』 は、 新型コロナウィルスをはじめ、新型インフルエンザ、ノロウィルス、腸管出血性大腸菌O-157、芽胞菌、黒カビをも殺菌する力のある優れた水溶液です。その中でも、有効塩素の割合が最も高くなる微酸性の次亜塩素酸水のご利用をお勧めします。また、2021年6月が期限のHACCPの衛生設備としても有効です。
次亜塩素酸水(HClO)とは
2002年6月に食品添加物として認可。2020年6月、経済産業省は新型コロナウィルスに有効な消毒・除菌方法の一つとして発表。
※名称が似ているが、次亜塩素酸ナトリウム(ソーダ)とは別物。
画像出典:調理食品と技術2010年岡山県工業技術センター講演資料
次亜水の生成方法(2パターン)
- 塩酸または塩化ナトリウム(食塩水)を電気分解して得られた電解水
※当該生成方法を「次亜塩素酸水」と呼ぶ - 次亜塩素酸ナトリウムに希塩酸を加えて希釈混合した中和水
微酸性次亜水の長所
除菌効果が抜群
次亜塩素酸ナトリウムでは効果が薄い芽胞菌や、アルコールへの抵抗性が強いノロウィルスなどのノンエンベロープ型ウィルスにも高い効果を発揮。もちろん新型コロナウィルスなどのエンベロープ型ウィルス対策としても利用可能。
参考 → PDF
除菌力は次亜塩素酸ナトリウムの80倍、微酸性であれば50ppmでも十分な効果を発揮します。
手荒れせず、環境にも優しい
有機物に触れると分解されて水になるので、多方面で活用できて安心、安全。人の健康を害さない食品添加物としても認定されています。
機械設備が錆びにくい
真水に近いpH値なので、次亜塩素酸ナトリウムと比べてステンレス材に対する錆びの発生を抑えられます。
※アルミ製品には錆びを生じます。
※水濡れにより錆が発生する一般鋼材に関しては同等です。
利用時の注意点
あらかじめ清掃し有機物を除去する
有機物に触れると分解されて水になる性質があるので、残渣や汚れが多い現場ではあらかじめ清掃、除去してからでなければ十分な除菌効果は得られません。
保存において効果を失いやすい
次亜水は他の除菌剤と比べて効果を失いやすい性質があります。保存においては遮光性、密閉性がある非金属容器での冷暗所保管が推奨です。
参考:「次亜塩素酸水」を使ってモノのウイルス対策をする場合の 注意事項 → PDF